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地震保険は入っておいた方がいい?マイホームも災害に備えよう!


家のイラスト

近年、地震や水害などの災害がより頻繁に発生しています。
大切なマイホームに何かあったら大変ですが、火災保険に入っていれば全てをケアしてくれると思われている方が多いのではないでしょうか。
残念ながら、火災保険だけではマイホームを地震から守ることはできません。
そこで加入を検討しておきたいのが「地震保険」です。
今回は大切なマイホームや家族を守る地震保険についてみていきましょう。

災害のリスクに備える!マイホームを災害から守るための3ヶ条

2軒の家のイラスト

マイホームを災害リスクから守るための3つのポイントをまとめると以下のように
なります。


1.地盤の固い土地に住宅を建てる、または地盤改良を行う
地震からマイホームを守るには、土地選びが大切です。
地盤が固い土地は揺れに対しても強いので土地選びは重要になります。
また、すでに土地が決まっている方は、地盤改良を行うことによって対策が可能です。


2.災害に強い家を建てる
地震にどれだけ耐えられるかという「耐震等級」という基準があります。
阪神淡路大震災等のような数百年に一度の大きな地震の1.5倍の力にも耐えられる
「耐震等級3」の物件を選ぶことが地震への備えとなります。
また住宅の根幹とも言える基礎も重要になります。
基礎工事に関してもしっかりと地面を固め、コンクリートや鉄筋でしっかりとした構造にするのが、揺れに対して強い構造となります。


3.地震保険に加入する
地震による損害を少しでも減らすためには地震保険に加入しておくことを
おすすめします。
特にマイホームをお持ちの方は、すでに火災保険には加入されていることでしょう。


しかし、この火災保険は、「地震・噴火・津波等による場合」は補償対象外と
なります。
例えば地震が原因で火災が起きた場合、火災保険では補償対象外となってしまいます。
したがって、地震などの被害による損害を補償するには別途、地震保険に加入する必要があります。

地震保険とは?火災保険とセットでしか加入できない保険

説明を受ける夫婦

地震保険とは、火災保険で補償対象外となる災害での損害を補償する保険です。
この地震保険、火災保険とセットでしか加入できないので注意してください。


気になる地震保険で補償される保険金額ですが、建物の被害状況から
以下の4つのレベルに分類されて保険金が支払われます。
・全損で地震保険の保険金額×100%
・大半損で地震保険の保険金額×60%
・小半損で地震保険の保険金額×30%
・一部損で地震保険の保険金額×5%


なお、地震保険は民間の保険会社と国が共同で運営している保険です。
地震保険を販売している損害保険会社なら、どこの保険会社で加入しても保険料は同じとなります。

地震保険はどう使うの?知っておいて損はない地震保険の申請方法

倒壊した家のイラスト

マイホームの災害対策を万全にしていても、いつ訪れるかわからないのが
自然災害です。
万が一強い地震が起きてしまった場合に備え、地震保険の申請手順を簡単にご紹介
しましょう。


1.地震直後、部屋を片付ける前の家の様子を画像で保存しておく。
2.保険会社へ連絡を入れ、保険会社の査定を受ける。
3.保険会社の査定が終わりしだい、補償対象となれば保険金が振り込まれます。


この「部屋を片付ける前」というのがポイントで、保険会社が被害状況を査定する前に部屋を片づけてしまうと、被害状況を過少評価されてしまう可能性があります。


今や日本全国どこでも起きる可能性がある地震。
大切なマイホームを守るためには、地盤や耐震等級にこだわるなど地震に強い家づくりをする他に、ぜひ地震保険の加入も検討してみましょう。