大阪・兵庫の”住まい”と”街”にまつわるお役立ちWebマガジン
powered by SHOWA GROUP大阪支店

お家あったか省エネ計画➁~カーテンのススメ~


だんだん寒さが増してきましたね。

暖房する機会が増えてくると暖房代が気にかかる、という方も多いのではないでしょうか?

暖房器具のおすすめとして前回オススメした「床暖房のススメ」に続き、今回は暖房して暖めたお部屋の空気を逃さないカーテンでできる省エネ法のご紹介です。

カーテンを上手に使って、光熱費を節約しましょう!

 

暖まった空気が窓から逃げるのを防ぎます

暖房時、室内の暖まった空気の約48%は「窓サッシ」などの開口部から逃げていくのだとか。

最近は窓に複層ガラスを使っている住宅が増えています。

(弊社も遮熱高断熱のLow-E複層ガラスを標準仕様にしています。)

複層ガラスは外気に接するガラスともう一枚のガラスの間に空気層があるので、窓から逃げる熱の量を減らすことができる、ということでサッシそのものの省エネ化は随分進んでいます。

そこにカーテンでひと工夫することによって、お部屋の快適さがぐんとUPするのです。

shutterstock_462830458

 

カーテンの開け閉めは時間を考えて

冬の時期の太陽は低く、部屋の奥まで日差しが入ってきます。

その時間帯はカーテンを開け、部屋全体の温度を上げます。

そして日が暮れる前にカーテンを閉めて暖めた部屋の熱を逃がさないようにします。

shutterstock_439836997

 

カーテン廻りに隙間をつくらない

窓を覆う面積をできるだけ大きくしカーテンまわりに隙間を作らないことで、熱が逃げることや冷気が入り込むことを防げます。

そのため、カーテンレールメーカーも冷暖房の効率がよくなるよう工夫を凝らして、様々な商品を開発しています。


横までカーテンで覆えるカーテンレール
image004
カーテンレールの上を覆えるカバー
image006

また、腰窓(写真の左の窓)でも床までの長さのカーテンにすると隙間ができずカーテン下から冷気が入りにくくなり、保温性がアップします。

保温性がよくなるだけでなく、写真のように隣の掃出し窓とカーテン丈が揃う、窓が大きく見える、という別のメリットもあります。

image007

 

生地にひと工夫して効果アップ

カーテン生地を厚手のものにしたり、裏地をつけたりすることで保温効果がアップします。

また、ひだを多くすることにより窓・レースカーテン・ドレープカーテンの間に空気層ができ、暖かい空気を溜め込められます。

すると人が重ね着をするのと同じ感覚で、保温性が高まります。

メーカーによってはドレープカーテンに保温ランクを設定しているところもあります。

shutterstock_372641140

 

保温できるレースカーテンも登場

蓄熱保温レースという高機能商品を開発しているメーカーもあります。

これは太陽光からの熱を吸収して遠赤外線を放射することで、部屋の温度を暖かく保つことができるもの。

暖かい空気が外へ逃げるのも防げます。

冬の昼間、レースカーテンで明るく過ごしながら暖かさもプラスできる優れものです。

shutterstock_471811466

 

(参考資料:トーソー株式会社・アスワン株式会社)


いかがでしたか?

今年の冬はぜひカーテンを上手に使ってお部屋もお財布もあたたかい暮らしをしてくださいね!