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もっと知りたい!「吹田市 千里山東」の魅力☆~阪急「千里山」「関大前」駅周辺の人気のヒミツを探ります~


大阪のベッドタウンとして発展してきた吹田市。

なかでも大正末期に住宅地として開発された千里山地区は長年緑豊かで閑静な住宅地が形成されてきましたが、時代の移り変わりとともに、交通環境の整備が課題になっていました。


そこで、市や市民、UR都市機構などが協働してプロジェクトを発足。

平成28年に駅東側の環境整備が完了し、
より美しく快適に暮らせる街に生まれ変わりました。

【このページの目次】

歴史ある閑静な住宅街が新しく

阪急「千里山駅」は、1921年(大正10年)から1963年(昭和38年)まで、阪急千里山線の終点でした。


大正末期に住宅地が開発されて後、1957年(昭和32年)に千里山団地が整備。

長年緑豊かで閑静な住宅地が形成されていましたが、時代の変化とともに団地の老朽化が進み、交通環境の改善や駅前開発も課題となってきました。


そこで、2005年(平成17年)より市民・吹田市・千里山団地を建設したUR都市機構などがまちづくりについて話し合いを重ね、計画を立てて順番に実行してきました。


千里山団地は現在建替えが進んでいる最中ですが、2016年(平成28年)には交通環境の整備や駅前開発が完了、安全で快適に暮らせる街が誕生しました。


主な事業として、踏切を横断していた車がスムーズに東西横断ができるよう、阪急千里線をまたぐ跨線橋を整備。歩行者専用踏切も整備されました。


千里山団地の建て替えに合わせて、都市計画道路(佐井寺から千里山駅へと続く道路)も約8mだった幅が、4m~8m広くなりました。


また、ロータリーやベンチのある広場ができ、1300台の自転車駐輪場も整備されました。

千里山駅東交通広場完成式典の様子

千里山駅東交通広場完成式典の様子
参照:http://www.city.suita.osaka.jp/home/soshiki/div-doboku/chiikiseibi/007078_copy/_82420.html

「千里山」駅前に商業施設も登場

さらに、スーパーマーケットや駅前保育園、地域交流の拠点となる吹田市立千里山コミュニティセンターも入る商業施設「Bivi千里山」も完成。

お勤めの帰りに気軽に立ち寄れてとても便利ですね。

商業施設「Bivi千里山」

参照:http://suita.goguynet.jp/2016/09/03/machibiraki/

懐かしい風景が残る学生の街「関大前」駅

大阪市内にあった関西大学の前身、関西法律学校が正式な大学昇格のために求めたのが、現在の関西大学の場所です。当時北大阪電気鉄道の誘致を受けた千里山の恵まれた環境が、学舎を建てるのに最適と判断されたようです。


近隣には千里山遊園という遊園地がありましたが戦後になって閉園し、その土地も関西大学が買い取り、現在の関西大学第一中学校・高等学校になっています。


関西大学の近辺には、学生の街らしく学生向けの店や飲食店などが多くありますが、歴史を感じる旧家や神社も残っていてタイムスリップしたような気分になれます。ぜひお散歩に出かけてみてくださいね。

関西大学の近辺

阪急「関大前」駅から関西大学まで、学生相手のお店がたくさん並んでいます。
参照:http://www.hankyu.co.jp/area_info/1day/67/

おすすめお散歩スポット

〇簡文館(関西大学博物館)

簡文館(関西大学博物館)

参照:http://www.kansai-u.ac.jp/Museum/room/outside.html#img/outside_pho_001.jpg

関西大学が収集した考古、歴史、民俗資料等を展示、一般利用ができる博物館「簡文館」。
歴史的にも貴重な建物で、国の登録有形文化財としても登録されています。

〇高松塚古墳壁画再現展示室

高松塚古墳壁画再現展示室

参照:http://www.kansai-u.ac.jp/Museum/room/outside.html#img/outside_pho_006.jpg

関西大学考古学研究室の発掘調査により、日本で初めて彩色壁画が発見された高松塚古墳。

「世紀の大発見」として注目を集め壁画は国宝に指定されました。

発掘当初に撮影された写真をもとに、精緻な大型美術陶板で再現した壁画を展示する「高松塚古墳壁画再現展示室」が設置されています。

〇佐井寺集落

佐井寺集落

参照:http://www.kansai-u.ac.jp/Museum/room/outside.html#img/outside_pho_006.jpg

大学の構内を縦断し住宅地内の公園を通り過ぎると佐井寺の集落に入ります。

集落内は趣のある旧家が軒を連ねていて、タイムスリップしたような気分になります。

〇佐井寺伊射奈岐神社

佐井寺伊射奈岐神社

参照:http://www.lib.suita.osaka.jp/?page_id=209

5世紀の雄略天皇の時代からとの言い伝えもある由緒ある神社。

現在の神殿は1803年、社殿は1992年の造営です。

〇佐井寺愛宕神社

佐井寺愛宕神社

参照:http://www.lib.suita.osaka.jp/index.php?page_id=209&_layoutmode=on&_layoutmode=off

集落を火災から守る神様をまつっている愛宕神社。集落の風上で最も高所に位置しています。

愛宕神社境内からの景色

参照:http://www.lib.suita.osaka.jp/?page_id=209

愛宕神社境内からは吹田市街の眺望を楽しめます。

〇佐井寺南が丘公園

佐井寺南が丘公園
佐井寺南が丘公園

参照:http://www.city.suita.osaka.jp/home/soshiki/div-doboku/kouenmidori/etc/parknavi/park/saideraminamigaoka.html

この地域には、新しいマンションが建ったり転勤族が多いこともあって、大きな公園もいくつかあります。佐井寺南が丘公園では、全長20mのローラーすべり台が一番人気です。


安全便利で快適な暮らしを実現するため生まれ変わった新生「千里山」駅と、若者の活気あふれる街と昔ながらの街が調和する「関大前」駅周辺。

千里山東地区は、年月の経過とともに新旧が融和し深さを増して、より人に優しい地域になっているんですね。