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体にやさしい枕選び~正しい寝姿で毎日グッスリ~


朝晩は肌寒くなってきて、お布団の中が心地いいですね。

そこで今回は、快適な睡眠をサポートしてくれる
枕の選び方の情報をお届けします。

枕選びを間違うと、不調の原因になることもありますので、
ぜひ知っておいてくださいね。

枕でつくる正しい寝姿

枕でつくる正しい寝姿

あなたは、おやすみのとき、仰向けで寝ますか?それとも横向き?

正しい寝姿とは、人がリラックスしてまっすぐ立っている姿勢そのままで寝ている状態のことをいいます。


当然、人によって体の大きさが違うので、それぞれの体に合った枕を選ぶことが大切。

そして仰向け寝でも、横向き寝でも、枕が高すぎたり低すぎたりして正しい寝姿ができていないと、首が痛くなったり、肩が凝ったり、安眠が得られないことがあるのです。

高さ

高さ

仰向け寝の場合、頸椎と敷布団の間にすき間ができるので、枕でその間を埋めて首への負担をやわらげられます。

仰向けで枕をして寝て、額と顎を結んだ線が、水平に対して約5度下がるのが正しい寝姿の目安だそう。


横向き寝の場合は、仰向け寝のときよりも肩幅の分だけ高くする必要があります。

額、顎、胸の中心を結んだ線がまっすぐになるようにすると、首や肩が緊張せず、神経を圧迫することもないそうです。


目覚めたときに頭が枕から落ちている場合は、枕が高すぎる可能性が。

枕が高すぎると頸椎を圧迫して負荷がかかり、肩コリや首の痛みを引き起こしてしまうことも。いびきや睡眠時無呼吸の原因になることもあります。


枕の下に手をいれて寝ていたりする場合は、枕が低すぎる可能性があります。

枕が低すぎると頸椎を支えることができず、首や肩の筋肉が緊張しやすくなります。顔のむくみや不眠症などの原因になることも。


枕の高さは、快適な睡眠を得るために最も大切なポイントといえそうです。

形状

形状

枕の形状は、いろいろなものが登場してきています。


最もポピュラーな、昔ながらの袋タイプ。

枕の内部をいくつかに分割することで、中の素材が偏らないようにした分割タイプ。

頸椎を支えることに重きをおいた、中心部がへこんでいるタイプ。

低反発枕によくみられる波型タイプ。

頸椎に当たる部分が低くなっているハート型タイプ。

横長タイプなど。


どれがいいか一概にはいえませんが、いろいろ試して、お気に入りの形を見つけてくださいね。

素材・硬さ

素材・硬さ

旅行先で自宅と違った素材の枕で寝て、ぐっすり眠れたり、逆に眠れなかったりすること、ありますよね。

素材によって硬さや通気性などが異なり寝心地も違うので、よく眠れるお好みの寝心地のものを選んでくださいね。


一般的に羽毛の枕は、ボリューム感があり、クッション性に優れています。通気性や吸湿・放湿性、保温性にも優れています。


そばがらは、そばの実の殻を乾燥させたもので、寝心地は硬めです。

通気性に優れていますが、湿気に弱く、ダニなどの心配がある場合も。


最近人気のエラストパイプは、医療分野でも利用されている合成ゴムで作られたパイプ状のもので、通気性が高く、耐久性にも優れています。

ダニの心配もなく、丸洗いできるものもあります。


低反発ウレタンは、スポンジ状のウレタン素材で、ゆっくり沈み、ゆっくり戻ります。

体型や寝姿に応じて形状を変えるため、フィット感があります。

サイズ

サイズ

日本では枕の標準サイズがあるのをご存じですか?


63㎝×43㎝で、これは頭の横幅が約20㎝なので、左右に寝返りをしても頭が枕から落ちないサイズとして設定されているとか。

カバーもステキな色柄のものがたくさんありますから、標準サイズがある方が便利ですね。


ほかにも、よりすっぽりと包まれる感覚で寝られる大きめのサイズや、お子さんや女性にぴったりの小さめサイズがあります。

お好みのものを探してみてください。

お試しが大事

お試しが大事

さて、これまで枕の選び方についていろいろ述べてきましたが、実際に購入する場合には、できればお試しをして寝心地を確かめてください。

最近では、実際にベッドに枕を置いて寝る姿勢を試せるお店も登場しています。


この際注意したいのは、お店のベッドとお家のベッドや敷布団では、柔らかさが異なるということ。

なるべくお家のマットや敷布団の感覚をお店の人に伝えて、よりあなたにぴったりの枕を見つけてくださいね。


安価の枕でよさそうなものを2~3個買って、自分に合う枕を見つけるのもおすすめです。

バスタオルで調整してもOK

バスタオルで調整してもOK

新しい枕に慣れるまでに少し時間がかかる場合もあるかもしれません。

また、枕を買ったけれどどうもしっくりこない、という場合もあるかも。

そんなときには、バスタオルを枕に敷いて、快適な高さになるよう調整をしてみてください。


この方法なら体調や気分に合わせて、いろいろな高さを気軽にお試しできますよ。


日中の活動で疲れた心身を安らげ、回復させる大切な睡眠。

枕が合っているかどうかによって、睡眠の質は大きな差が出てしまいます。

あなたにぴったり合う枕でよい睡眠をとって、
これからの寒い季節もどうか元気でお過ごしくださいね。